メニュー

胃カメラ

胃カメラとは

一般的に「胃カメラ」と呼ばれるこの検査は、専門的には「上部消化管内視鏡検査」といいます。細い管状のカメラを鼻や口から挿入し、上部消化管(食道・胃・十二指腸)を直接観察します。胃カメラをすることによって、日本人に多い胃がんの早期発見につながることが多くあります。胃がんや食道がん、十二指腸がんの他にも、逆流性食道炎や胃・十二指腸潰瘍など、様々な病気を診断することができます。近年では、機器の性能があがり、苦痛も少なく、5分未満でほとんどの検査が終了します。

当院の胃カメラについて

当院での胃カメラは、経鼻上部消化管内視鏡検査(鼻から入れる胃カメラ)を基本としています。昔の胃カメラは、口から管を挿入するタイプで管も太く苦痛が伴いましたが、現在は鼻から細い管(先頭部分が5mm程度)を挿入する苦痛の少ないタイプが一般的になっています。鼻から挿入するため、管が舌の奥に当たらず、吐き気が起こりにくくなります。また、検査中も会話ができるので、医師や看護師とコミュニケーションを取りながら検査が行えて安心です。もし、鼻の通り道が狭かったり、内側が強くこすれて痛みが強い場合は、細い管を口から挿入するため、吐き気を最小限にできます。

☆当院では午後も内視鏡検査を行うことができます。

胃カメラをすすめる症状

胸やけ、腹痛、吐き気、食欲不振、腹部膨満(お腹が張る)、咳が続く、嚥下困難(食べ物が喉を通りづらい)、貧血がある、黒い便が出た、血縁者にピロリ菌を指摘された人がいる、血縁者に胃がん・食道がんになった人がいる など

胃カメラの流れ

検査予約

一度受診していただき、診察後に検査予約をします。

(病気の治療後などで、毎年必ず当院で検査している方など、一部の方は電話予約も可能です。)

検査前

食事は、午前の検査の場合は前日の夜9時までに、午後の検査の場合は当日の朝8時までに消化の良いものをとってください。

水分(お茶やお水などの透明な飲料水)は、検査の2時間前まで摂取可能です。

※内服薬がある場合には自己判断で休薬せず、指示に従ってください。

検査中

ベッドに左向きになった状態で検査を行います。

検査時間はだいたい5分未満です。

診断を確かめるために、組織を採取したりすることがあります。(この場合はもう少し時間がかかることもあります。)

検査後

鼻からの胃カメラの場合、検査後にすぐ診察室で結果説明を行います。診察後は車で帰ることができます。

また、飲水でムセることが無ければ、帰宅後すぐに食事摂取が可能です。

口からの胃カメラの場合、鎮静剤を用いることがあります。鎮静剤を使用すると、しばらく、ぼーっとしている可能性があり、検査直後に結果を説明しても覚えていない可能性があるため、結果説明は後日となります。

また、検査後1時間程度は、のどの麻酔が効いており、誤嚥(食べ物や飲み物が誤って気管や肺に流れてしまう)の可能性があります。検査後1時間以上経ってから、飲水でムセないことを確認して、食事をとるようにしてください。

鎮静剤使用後に運転した場合、飲酒運転と同等の扱いとなり処罰されることがあります。必ず、徒歩か送迎での来院・帰宅をお願いします。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME